幼稚園や保育園の卒園祝いにプレゼントをお考えなら、心の栄養になる言葉が詰まった絵本はいかがでしょうか。
この記事を読めば、迷いがちな卒園プレゼントも5分で決められます。
今回は親の“想い別”に、後悔しない卒園向け絵本を現役保育士が厳選して紹介します。
幼稚園卒園のプレゼントに絵本を選びたい理由
子供にあげるプレゼントは、おもちゃを想像しがちですが、卒園の節目のプレゼントなら絵本が最適です。
- 文房具はプレゼントとして親戚や知人と被りがち
- 絵本はおもちゃよりも買うきっかけが少ない
- 言葉のプレゼントは記憶に残りやすい
年明けの子供(6歳児・年長)は、進学に向けて準備を始める時期ですが、気持ちが大きく揺れ動いています。
子供の不安定な感情が見えると親は心配ですが、新しい環境に対する不安のサインなので、そこまで心配はいりません。
幼稚園ではよく見られる行動で、先生たちも一人ひとりに寄り添って対処してくれます。
- 些細なことで友だちと気持ちがぶつかりけんかをする
- 先生にべったり甘えて離れられない
- 頻繁に体や頭の痛みを訴える
慣れた園を離れ小学校に行く子供は、期待に胸を膨らませる一方で、漠然とした不安を抱えています。
そんな子供に親が面と向かって励ますと、プレッシャーに感じてしまう子もいます。
しかし絵本を通しての応援なら、子供も楽しく受け入れられるでしょう。
卒園プレゼントの絵本、失敗しない選び方3つ
卒園祝いに絵本をプレゼントしたくても、膨大な絵本の中でどれを選べばいいかは迷ってしまいます。
特に親がプレゼントする場合、教訓めいたものを選びたくなる・選んでしまう人も多いのではないでしょうか。
せっかくのプレゼントを満喫してほしいなら、3つの基準で選ぶと素敵な絵本が贈れます。
①小学校入学前に寄り添っているか
年長さんは幼稚園を卒園すると、一気にはじめての世界に踏み出します。
親と一緒だった登園も、入学後は友だちと登下校したり、一人で行動する場面が増えます。
幼稚園とは違う教室、机、椅子の大きさ。
先生・友だち・時間割・宿題……
新生活に期待を寄せる一方で、本人も気づかないうちに不安を抱えていることも少なくありません。
だから卒園祝いの絵本は、小学校入学前の気持ちに寄り添ってくれる内容かどうかが大切です。
ただ楽しいだけでなく、「こわくなっても大丈夫」「うまくできなくてもいい」と、変化を前向きに受け止められる1冊が、入学前の心のお守りになります。
② 年長〜小1でも理解できる文章量か
卒園祝いでプレゼントする絵本の文章量は、表紙や裏表紙に書かれている対象年齢が参考になります。
絵本の対象年齢は、子供の発達や年齢に応じた言葉選びや、子供の状況や興味を考慮して設定されています。
もし書かれていなかったら次の基準を参考にしてください。
- 文章の大半がひらがな
- 最後まで楽しめそうな物語か
年長さんくらいになると複雑な話の展開も理解できたり、登場人物の心情を想像したりしながら物語を楽しむことができます。
文字に興味がある場合は、文章がひらがなや小1程度の漢字交じりだと、自分で楽しく読み進めることができます。
③ プレゼントする親の気持ちを“代弁”してくれる内容か
卒園のプレゼントには、「おめでとう」だけでなく、「応援しているよ」「そのままで大丈夫だよ」という気持ちを代弁してくれる絵本を選びましょう。
- 頑張らなくても価値がある
- 失敗しても愛されている
- 新しい環境でも味方がいる
卒園という大きな節目だからこそ、言葉で伝えにくい想いや気持ちを、絵や物語に託して伝えましょう。
想い別|幼稚園卒園祝いにプレゼントしたい絵本5冊
親が想いを伝える絵本として、おすすめしたい絵本は5冊あります。
- 一歩踏み出す勇気を応援したいなら「ラチとらいおん」
- 今のあなたが素敵だと伝えたいなら「あなたのすてきなところはね」
- 学ぶ楽しさを知ってほしいなら「みんながおしえてくれました」
- 将来へ大きく夢を描いてほしいなら「おおきくなったらきみはなんになる?」
- 親子で一緒に笑って楽しむ時間がほしいなら「よい子への道」
順におすすめポイントをご紹介していきます
ラチとらいおん|一歩踏み出す勇気を応援する

引用:楽天ブックス
「勇気が足りないときは、いつもそばにいるから大丈夫」
怖がりでシャイな男の子”ラチ”に、ある日突然できた赤い”らいおん”の友達。
そんならいおんと過ごしているうちに、ラチには少しずつ行動の変化が出てきます。
ある日、絶対勝てないはずだった”のっぽ”から、ボールを取り戻して、らいおんに報告に行くと……
らいおんという心の拠り所が少年を成長させるストーリー。
▼この記事を読んでいる人全員に推したい一冊
ライオンにパパやママの気持ちを乗せて読み聞かせたい絵本です。
手芸が得意なら、らいおんを作ってランドセルに入れてあげるのもいいですよ。
あなたのすてきなところはね|今のあなたが素敵だと伝える

引用:楽天ブックス
「まよっちゃっても だいじょうぶ。」
「あなたの みているほうが まえよ。」
子供の成長と季節に合わせて書かれた優しい言葉たち。
「がんばれ」という気合いの入る応援ではありません。
子供の心に寄り添い、じんわり染み込んでお守りになってくれる絵本です。
▼今までの子育てを思い出しながら読める1冊
読み聞かせをしていたら、たくさんの事が頭をよぎるので胸がいっぱいになります。
出産から今まで、子育てを頑張ってきたパパママにもプレゼントしたい1冊です。
みんながおしえてくれました|学ぶ楽しさを知ってもらう

引用:楽天ブックス
「かっこいいはしりかたは うまに おしえてもらいました」
動物の真似をする、なりきり遊びをする子供にとって、親しみやすい生き物がたくさん登場します。
五味太郎さんのテンポの良い文章とともに、独特のユーモアが心をくすぐってくれます。
個人的には「りっぱなひとに なるわけです」のつぶやきに似た一言が大好きです。
▼五味太郎ワールドが好きならこの1冊
親にも「学び」の原点を思い出させる1冊です。
おおきくなったらきみはなんになる?|将来の夢を大きく描いてほしい

引用:楽天ブックス
「いろんなことをやっているうちに すきなものをみつけることがある。
じぶんだけの、たいせつなものを、みつけることがある。」
いつもの生活を思い浮かべながら、子供自身が自分の心に問いかけながら聞ける絵本です。
お話の終盤では、「きっと できる!」と子供の背中を力強く後押ししてくれます。
▼子供のこれからが楽しみになる1冊
保育アドバイザーである藤本ともひこさんならではの、丁寧な言葉遣いが親の心にも刺さります。
よい子への道|親子で一緒に笑って楽しみたい

引用:楽天ブックス
あれあれ? 小学校ってこんなところだったっけ……?
学校や道、家など、日常生活でしてはいけないことが書いてあるけども、どれもこれもちょっとヘン。
漢字混じりですがマンガ絵本でふりがなも書いてあるから、文字に興味のあるお子さんなら一人でも楽しめます。
▼親子で小学校生活を満喫する!?
楽しい小学校生活に期待を膨らませてほしいなら選んでほしい1冊。
この本にハマったら2もあります。
幼稚園卒園祝いの絵本プレゼントは子供の心の栄養になる
卒園はゴールではなく、小学校という新しい世界へのスタート。
期待と同じくらい、不安もふくらむ時期です。
だからこそプレゼントは、モノより言葉が残る絵本がおすすめ。
親が面と向かって言いにくい応援も、物語なら自然に届きます。
ご紹介した5冊は、勇気・自己肯定感・学ぶ楽しさ・夢・親子の笑いをそれぞれ支えてくれるラインナップがそろっています。
お子さんの性格や最近の様子を思い浮かべて、いちばん響く1冊を選んであげてください。

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